「形」は変われど・・・
出そうかどうしようか・・・と迷うこの頃・・・。
でも 日中はお天気がよく 暑くて暑くて
エアコンつけようかと思うくらいの暑さ。
アトリエは四方八方 窓なので お天気がいいとかなり暑いです。
子どものアトリエは 土曜日のみなので 他の曜日は
ガラ~ン・・・としています(笑)。
他の曜日は・・・といいますと いろいろ仕事を掛け持ちしているので
しなきゃいけないことが たまる一方です汗))。
元々 インテリアコーディネートの仕事をしていた所から
色彩心理学に興味を持ち クライアントさんへアドバイスする際に
知識として持っていると 役に立つだろう・・・という軽い気持ちから入ったので
あります。インテリアコーディネートの仕事といいましても
ちまたにいらっしゃる 素敵なコーディネーターさん達のような
「素敵な空間を提案する」・・・という仕事など 「福井」という所では
できるはずもなく・・・。
まあ 「色決めをする際に相談に乗ってくれる人」・・・くらいの立場であります。
福井で家を建てる場合 一番、トップは「設計士」さんですね。
で、次に大工さんでしょうか(笑)。
こんな風にしてほしい・・・という要望がある場合は まずは 設計士に相談する。
でも 実際は設計士さんは 現場に再々来ないので 現場監督に伝える・・・というのが
現状です。
ですから コーディネーターさんが「空間を提案」なんていうのは まず無理です。
色を決める・・・といっても 実際は そのハウジングメーカーさんなりの
テーマとなる「デザイン」というのがあったり「コンセプト」なりがあるので
だいたい「この中から選んでください」というのが普通です。
要するに あまり「突拍子もない色はない」ということです。
無難に済むように ちゃんと コーディネーションボードが作成されているんです。
どれを選んだとしても そんなに変わらないようになっています。
それでも クライアントさん自身が選ぶので一応 自己満足できるようになっています。
長年 この仕事に携わってきて つくづく思うことは
「日本人」なんだな・・・って事でしょうか(笑)。
「普通」や「無難」・「飽きのこないもの」
というご要望がほとんどです(笑)。
私が アトリエを開く前の コーディネート一本で駆けずり回っていた頃というのは
トータルコーディネートの知識を持ち合わせ 「空間を造る」事ができるくらいの
力量をもつ人が多かったです。実際に私もそうでした。
職人さんたちに 詳細部を聞きながら 自分が考えた空間を作り上げる。。。
色彩感覚に優れ 生活スタイルに精通した女性だからこそ考えられる
「生活しやすい空間の提案」。。。それができるのがコーディネーターでした。
かゆいところに 手が届くようなアイデアの提案・・・。
それができるのが 女性のコーディネーターの強みでした。
今は、そこまでできるコーディネーターがいても 現場が必要としていない・・・と
いうのが現状です。
「時代の流れ」ですね。
私は 親が職人でやってきた会社の プラスアルファでのコーディネート業務でしたので
親が年をとり 第一線からは退いたあとなので 自分ができる範囲でのみ
細ぼそ動いてる感じです。
おかげさまで お知り合いから チラホラと必要としていただけるので
いい具合に刺激をうけながら 動いております。
以前のような ハウジングメーカーさんや設計士さん・大工さんへの顔色を
伺いながら 言いたいことを飲み込むコーディネート業務ではないので
伸び伸びやっております。
考えてみると コーディネート業務をしている頃から
クライアントさんの 本当にしたいこと(要望)を じんわりじんわり聞き出して
形にするというのが ほとんどだったので あの当時から
「カウンセリング業務」 をしていたんだなぁ~と思い 繋がっていたんだなと
不思議な「縁」を感じます。
今も アトリエでは 「本当に感じていることは な~に?」・・・をテーマに
じんわり じんわり・・・ゆっくり ゆっくり 時間をかけて お話できる空間を
作っております。
大人も子供も みんな アトリエに来たら 頭の中と感情を整理整頓して
お帰りになられます。
形は変われど やってきたことは ずっと同じだった・・・。
不思議です(^^)。

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