どこまでいっても…

高学年の子の作品です。
現在 不登校で学校に行けない状態のお子さんの作品です。
「そうだ!すごろくゲームつくろう♪♪」って
すごく楽しそうに作りました。
「あのね。どこまでいっても スタートに戻るんだよ(笑)」
「ほら♪ めっちゃ笑えるよね(^^;。「69」進んでさ。
で、いきなりスタートに戻らされるの♪
あはは。不幸のゲームなんだぁ(* ̄∇ ̄*)v」
このゲームを お友達と楽しんでいるのを想像しながら作り上げていきます。
どこまで行ってもスタートに戻る・・・。
この作品を作った子は まさに 現在 そのような状態です。
前に進みたいけど 進めない。
「不登校」という問題は 必ずしも 友人関係のこじれから
くるばかりではないです。
この子の場合 友人関係はすごく良好で お友達は心配して
毎日のように遊びに来てくれます。
行けなくなったきっかけは ほんの些細な事ですが その後の学校側の
対処方法に問題がありました。
度重なる強引なやり方での 学校への登校指導に大人への不信感から
「安心できる人」じゃないと心を開けなくなってしまいました。
守ってくれるのは お母さんだけでした。
そのうちにお母さんは どういう訳か、学校から「児童虐待の親」のレッテルを貼られ
校長先生も 「モンスターペアレント扱」いをするようになり 耳を傾ける事すら
してくれなくなったそうです。
お母さんの希望は ただ この子が学校に行ける環境を配慮して欲しい・・・
ただそれだけでした。それは 私が考えても 理不尽な要望ではなかったです。
「モンスターペアレント」。
確かに 理不尽な要求をする保護者の方もいらっしゃることも事実です。
難しい問題です。。。
子ども達が 何気なく表現している作品には「こどものこころの言葉」が
込められています。
この作品にも (いろいろがんばっているのに 振り出しに戻る)・・・
(振り出しに戻される・・)
(勉強したい 学校に行きたいのに行けるようにしてくれない・・・)
そんな想いが表現されているように感じます。
でも、「前に進みたい」 「進もう」という 希望も感じます(^^
アトリエとしてできる事は限られています。
ただ 子ども達にとって養育者の方にとって
ここは どんなふうに表現してもいい場所・どんな状況でも受け入れてくれる所と
安心して心を開いてもらえる場所であり続ける事。
ずっと 変わらない場所であり続けようと思っています

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スゴイすごろくだぁ
この子の思いが込められてるね

でもいきなりゴールに進むマスもちゃんとあるじゃん

早く学校に戻れる環境ができるといいのにね
私も応援してます
かめさんへ
コメントありがとうございます♪
よく気が付いてくださいました♡
そうなんです。
何度も 何度もスタートへ戻らされてしまうんです。
でも その中にもゴールにひとっ跳びできるマスもある(^^)。
うれしかったです。
一筋の希望を見つけた感じで♡
私もこの子が また 楽しく学校生活を送れる日が
一日でも早く来ることを願っております♡