スノードーム?

うちのアトリエに置いてある作品の中で、みんなに大人気の作品だ。
4年生の女の子が「伊藤家の食卓」でやっていたからと言って
おうちで作って持ってきてくれた。
さかさまにすると アルミホイルを細かく切ったものと小さなビーズが
キラキラ光ながらゆっくり降りてくる。
手作りのとっても 暖かい作品だ。
おうちにあるものを集めて作ってある。
TVでやっていたものを作りたいと思って
早速 挑戦するって素敵なことだな~と思う。
今年もあと少しで、クリスマスシーズンだ。
こんなあったかい作品を親子で作るのもいいかな~(o^_^o)
うちのアトリエでは、1年に一度だけみんなで集まって
親子アトリエをするのだが、なにせ4,5才児が多いので
まだまだ、お水や絵の具が大好きな子が多い。
だから、スノードームはきっとお父さんお母さんの為のアトリエに
なりそうだな~(笑)
やっぱ、あと1,2年先にでもしてみようかな~(; ̄ー ̄)..
(画像は 写真をクリックすると大きくなります)
(*作り方を知りたい方は、(続きを読む・・・)を クリック!)
色水の実験!そして、不思議。。。発見!

大人から見れば、当然の事が子どもにとっては、すごく不思議で感動する
出来事がたくさんある。その中の一つが、色の不思議だ。
色を混ぜると 「元の色が変わる」こと。
変わるのは分かっていても 何色に変わるかは分からない。
ワクワクしながら、水の中に絵の具をたらす。。。
一色だけたらしても、水の中に入れた瞬間じわーっと変わっていく事が
とても感動したりする。それに、絵の具のチューブから出た色と水に溶けた
状態とでは、綺麗さが違うようである。
赤の色水の中に「この中にこの色(青)入れると何色になるかな~。。。」
ドキドキしながら入れてみる。
こちらとしては、紫になると分かっていても
「何色かな~(*^▽^*)。楽しみだね~~~」と言ってみる。
すると・・・(あれ?・・・・紫にならない!!!!エーッ?????)
そして 子どもは「わーっ!ほらー 濃い赤になったね~」
「ほんとだね~。不思議だね~(; ̄ー ̄)...ン?」
おかしい???なぜ?
そう!ちゃんと混ぜきっていないのである!
(恐るべし!お子ちゃまぁ・・・)
まあ 何回かやっているとちゃんと混ぜるようにもなるので
このままではないのだが。。。(笑)
そして もう一つ!

この子の色水には、ちゃんとストーリーがあった。
「今から 朝をつくる~」と言って最初は青を入れた。そして
「次は、夜をつくる~」と言って赤を混ぜて濃い紫を作った。
次に、お昼になるからと黄緑色を入れた。。。。
「あれ?お昼にならない。。。?なんで?」
「じゃあ もう一度夜!」と言って黒を入れたり、
朝になると言って白を混ぜてみたり。。。
で、最後に出来た色は
「あれ~??? 雨降りの曇りになっちゃったーっ!」
そう 暗いグレーになったのだf(^_^)
子どもの想像力にダツボーのひと時です(笑)
あとりえデビュー


初めてアトリエにやってくる子は、「ここってどんなところ?」っていう感じで恐る恐る始める。もちろん、穴があくほど私の顔を眺めている子もいる。
でも、画材棚の中の宝箱のような画材を目にした途端、恐怖心は無くなる。
もう、目が離せなくなるようである。
棚の中は常に100種類近い画材が置かれているが、とくにキラキラしたものは、どの子も大好きなので、もうくぎ付けである。
「どれをつかってもいいよ」と言うと 必ず子どもは聞き返してくる。
「え~?どれでもいいの?ほんとにいいの?」
「いいよ~。なにつくる?」
「え~っとね~。。これとこれとこれと・・・・・・」
という具合にとにかく目がキラキラしてくる。
慣れてくると、無心に創作している。
その中でも、何人かの子は、写真のような絵の具たっぷりのドロドロ遊びを
トロ~ンとした顔をしながら塗っている子もいる。
そんな時は、「あとりえデビューだわ~」と思いながら見ている。
これだけ発散できた後は、本当にすっきりした顔をして帰るからだ。

上の写真のように床一面に絵の具の色水を撒いている子もいる。
一度 撒いてしまうと もう後は止まらないのだ!∑( ̄[] ̄;)!ホエー!!
ここまでくると、もう私も一緒に楽しんで
私もスッキリ ストレス解消になるのである!
こんなこと 一人じゃできないから 結構楽しいものなのだ!
アートランドって。。。
とにかく、普通の習い事とは、全然違うのだ。あれをしなさい、これをやりましょうとか、「教育」・「指導」というのは、一切ないのだ。
とにかく、子どもの気持ちを優先させて、大人は口を出さないのである。
何が、一番辛かったか、というと「口出しできない。。。」ということである。とにかく、日々の生活(子育て)の中で、あれしなさい・これしなさい・早くしなさい・・・などなどを言い慣れている私にとってこれほど大変なことはないのだ。セロハンテープの貼り方一つをとってもそうなのだが、「こう貼れば綺麗になるのにな~」とか「そんな所を貼ったら蓋が開けられないのに・・・」など分かっていても、あえて言わずにその子なりのやり方を見ているのだ。創作している作品には、「全て意味がある」という見方なのだ。
だから、蓋を開けられないようにセロハンテープを貼ることも意味があると
捉えるのである。人の作品を壊したり、創作中に邪魔をしたり危害を加えたりする事以外は、その子のやり方を受け入れていくのである。だから、自然と子供たちは、自分に自信がでてくるのである。
そうして創作している作品をずっと追って見ていくと、その子の心理状態に合わせた創作をしている事に気が付くのである。不思議なのだが、そうやって思う存分創作した後は、どの子もすっきりした顔をしているのだ。
お母さん達も、よくそういう風に話してくれる。
「アトリエに、行った日はほんとに違うんですよ~」などと。。。
アトリエを開いてまだ、一年ちょっとだが、子どもたちの創作している様子や、作品をみていると言葉にならない思いを作品に託してアートセラピーをしているんだな~と思う。
上記の中の 色彩学校・子どものアトリエアートランド(ハート&カラー)
のHPはこちら。。。
http://www.heart-color.com/
いきさつ。。。その2
以前、インテリアコーディネーターの学校にも行ったことがあるが、
とにかく、「辛い!」の一言!課題をこなすのに徹夜は当たり前。
仕事の出来るコーディネーターを育てると言うだけあって、とっても大変だった。しかし、そのお陰で「今までで、一番勉強したな~」という充実感があった。
ところが、色彩学校はというと「その人の、気持ちに合わせる」と言う具合で課題はもちろんあって、それもこなすのには、なかなか大変なのだが、本人の意思に任せるのである。要するに出さなくても、怒られたり責められたりする事なく、「完成したら、出してくださいね。待ってますよ~」という具合なのだ!
うまく言えないが、とにかく居心地がいいのである。
そんな風に学んでいるうちに、色と心の事が少しずつ分かるようになってきた。心の奥に押さえつけていたもう一つの感情を色を使って表に出していく。
そして、それをもとにみんなでセッションしていく。
そのあとの爽快感にどっぷりはまっていった。。。
そんな時、講師の先生に「基本は、子どもだよ」って言われた。つまり、この色彩心理の基本は、子どもの絵にあるんだよということなのだ。
で、そのまま「チャイルドアートインストラクター」という認定をとる為に、再度がんばった。そして、現在子どものアトリエを開いているF(^_^) 。
子どものアトリエを開いたいきさつ。。。
自分が今体験している 不思議なアトリエの事を書きたくて
「ブログ」なるものに挑戦しようと思った。
私は、インテリアの仕事をしながら子どものアトリエを開いている。
私が開いているアトリエは、「子どものアトリエ・アートランド」という所の提携アトリエである。アートランドは、末永蒼生先生が主催しているアトリエだが子どもたちが自由に色彩体験をする事で心を癒し創造性を引き出すという特徴があるアトリエである。
とは、言っても私自身、最初からアトリエを開きたいと思っていたわけではない。
最初は、インテリアの仕事をしている中で色が与える心理的効果というものを勉強すると仕事に非常に役にたつのではないかと思い「色彩学校」という所で勉強しはじめたのだが。。。勉強していくうちに本当に「心理学」という方面の勉強なんだと気が付いた。が、すでに遅し!。お金払っちゃったし、やるしかないと思いながらもよくわかんないという状態に苦しんだ!
というのは 私は、知識を詰め込む事が勉強と考えていたので、ものすごくカルチャーショックだった。そう!自分で体験しながら心で理解していく勉強だったのだ。しばらくは、慣れなくてものすごく摸索状態だった。