同じものには・・・
アトリエをしていると こういう一言をよく聞きます。
(同じもの)
その言葉を聞くと まだ 子育て中だった頃を思い出します。
同じものを作りたいと子供が言ったとき・・・。
「そんな同じ事しないで 違うことしなさいよ。
真似してないで・・・。」
そう言った覚えがあります。
あの当時の私は 「真似をする」=「発想力がなくなる」という
方程式が 頭の中にあったなぁと・・・思い出します。
親は「子供の想像力を伸ばしてやりたい」と
そう願います。
想像力や発想力のある子供になってほしい・・・。
それ故に 人の真似をするのではなく 自分の力で
いろんな事を生み出して欲しい・・・と。 そう願ってしまう・・・。
発想力や想像力・・・。
もちろん 備わったもの・・・「才能」という部分はあります。
向き・不向きもあるでしょう。
でも その前に 何もないところからは 絞り出されない。
いろんなものを見て 触れて 体験して・・・。
それの繰り返しで やり方や技法コツなど それぞれの情報として
インプットされる。
そのインプットされた情報の中から 今 したいと思うことには
どれが必要かを 探しアウトプットして 再現し自己流にアレンジされる。
新しいものを生み出すには やはり いろんな情報がなければ
生み出す事はなかなか難しい・・・と思います。
体験・経験を積む。。。
そのためには 上手な子の作品を真似して作ってみたい・・・というのも
一つの方法だと思います。
不思議な事に・・・。
同じもの・・・
と言って 作り始めても 同じものって作れないものです(笑)。
仕上がってみると。。。
同じ「テーマ」の作品になっています。
それぞれに それぞれの想いで作る作品だから
同じものにはならないのだと思います。



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塗り絵
久しぶりにしました。・・・「塗り絵」(笑)。
どうも「塗り絵」って 私は苦手の領域で・・・(;´Д`)ノ。
研修室に入って いきなり 選ばされた2枚の塗り絵。
(選ばされた・・・っていうのが 正直な感想(笑))
その時には 「選ばされた」・・・というはっきりした感情って
なかったですけど。。。
それにしても。
わたしにとって 非常に苦手なモチーフというのが
「曼荼羅」。
建築の仕事もしておりますもので やはり、そちらの方は 精密さを求められ
きっちり きっちりの世界である為か それを一旦離れると「枠」が
あるものには 拒否反応を示します(笑)。
今回は 曼荼羅の塗り絵はなかったのですが
10枚ほどある塗り絵の中から 迷わず選べたもの!
これです!(笑)

これ。
私は 初めて選んだかもしれません(笑)。
大嫌いなモチーフです(;´Д`)ノ。
(末永先生・・・すいません(笑) デザイン:末永蒼生先生だそうです)
「嫌いな塗り絵」という事だったので 迷わず選びました!
この いかにも 「美しくなきゃいけない」と言っているかのような
このモチーフが すごく 気持ち悪い・・・。
「こうじゃなきゃいけない」と言われているようで イヤです(笑)。
だから・・・。
この枠を好きな色で消すように 塗りたくりました。
花も茎も葉も・・・この色が当たり前!・・・じゃなく
「ただ好きな色なら なんでもいいじゃない♪」という気持ちを込めて
一心に???塗りました。
さて。。。
嫌いな塗り絵ときたら。。。やはり 好きな塗り絵・・・となりますよね。
私が選んだ好きなぬりえ。
・・・。
というより
まだ ましかな・・・という 塗り絵。
これです!

この 枠があるような ないような いい加減っぽいモチーフ。。。
これが一番いいかも♪(笑)
それなのに。
それでも 私は この 図柄を無視するかのように
「1本の木」ではなく「森の中」をイメージして 塗りました(笑)。
それも 木漏れ日が降り注ぐ 森の中です♪
いや~・・・
すっきり しました(笑)。
塗ったあとには 想いも吐き出せて たくさんの仲間がいる中で
この塗り絵への想いを 吐き出して・・・
尚且つ 共感してくれる人も出てくる・・・。
これって 不思議です。
共感してくれる人って。。。なんだか すごく 身近に感じるのです(笑)。
身内でも親友でもないのに。。(笑)
不思議な世界です。
アートセラピーの世界・・・
奥が深いです*:.。☆..。.(´∀`人)

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genre : 心と身体
自己表現

子供たちの作品を見ていると
忘れかけたものを思い出す。
自分が「デザイン」という仕事に携わり 行き詰まり 足踏みしたまま
「そこにいる意味」が 見えなくなり 自分が何をしたかったのかさえ
わからなくなり。。。
ふと気がつくと 自己表現すらできなくなってしまった。。。
「デザイン」という仕事から 少し距離を置き 全く関係のない仕事に
着いてみる。。。
自分の知らなかった世界。
新鮮だった。
今まで 関わったことのない世界。
と いうより「自分」という存在の「代わり」はいくらでもいるという世界。
それはそれで 楽しい。
今までとは 違った事を教えてもらえた。。。
だが そこには「自己表現」は求めてはいない。
自己表現をする事は NGの世界。。。
「会社」という組織の中で 組織の決め事に従順に従う事が当たり前。
自己表現を過剰にすれば クライアントからのクレームに繋がる。。。
そんな組織の中で 身を置いてみると
やはり そこでは 窮屈になっている「自分」が見えてくる。
気持ちに余裕が出てきた頃。。。
ふと 周りを見回すと 案外 固い役所仕事の人たちも
さりげなく自己表現を楽しんでいる姿を垣間見る。。。
(世の中 捨てたもんじゃないな)と つい 嬉しくなり
建物(お役所)から出たときに 清々しい気分になった。
私。
組織の人間である前に 一人の「人」だったんだ。。。
そう気付いた時に 頭に浮かんだのは ビビットカラーだった。。。
季節は夏。
カラフルなネイルが似合う季節。。。

子供たちが 人の評価を気にすることなく 自由に創作するように
私も私自身を 自由に創作してみよう。。。

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